”関ケ原”はすでにDVDも発売されていて
あまりに流れに
取り残されているとは思うのですが
”関ケ原”のときの
インタビューを見つけたので
記録という意味でUpします。

 

『関ヶ原』東出昌大 インタビュー

深夜に筋トレ?岡田准一は規格外な先輩

東出昌大関ケ原インタビュー

司馬遼太郎の国民的ベストセラーを映画化した
群像スペクタクル時代劇で、
東出昌大が若き武将・小早川秀秋役に挑戦。

裏切り者や卑怯者という従来のイメージを覆す、
戦国史上最大の合戦の鍵を握る
キーパーソン役への想い、
役者としての「正義」について、
真摯に語った。

Q:東出さんから見た、本作の小早川秀秋の人物像は?

秀秋については
優柔不断で愚鈍というイメージがありましたが、
今回はその真逆をいくというか、“新説”として
原田眞人監督が提示したいと
おっしゃっていたんです。

創り手のひとりとして、
歴史におけるパブリックイメージを覆すというのは、
ものすごい挑戦でした。

Q:撮影現場で特に意識されたことは?

“気持ちでやろう”と、そればかりでした。
監督が本読みの段階から、
「芝居のしゃべり方ではなく、本物のしゃべり方を」
という演出をなさっていましたから。

そうした監督の言葉や演出をちょっとずつ盗み見ながら、
作品の方向性に沿っていきました。

クランクインの前日に監督から
「全国の小早川さんが胸を張れる秀秋になってくれ」
と言われたので、その言葉が大きかったです。

Q:テレビドラマと映画の芝居では何か違いがありますか?

テレビドラマ「あなたのことはそれほど」では
監督のご提案に沿って、
離婚届を燃やしたり引き裂いたり、
ヴィジュアル的な奇抜さを重視しました。

これはある映画監督さんの受け売りですが、
映画は大きさ的に瞬きひとつで
タタミ一畳分くらいの表現になる
から、

画面が小さいテレビドラマの芝居とは
違っていいんじゃないかと。

映画のほうが“気持ち”の芝居を
汲み取ってもらいやすいかもしれないです。

座長・岡田准一に2度びっくり

Q:初共演となる岡田准一さんの座長ぶりはいかがでしたか?

よいしょに取られたら微妙ですけど(笑)。

100何十人が集まった本読みの段階で、
唯一セリフが全部入っていて、
台本を読まずにお芝居をなさっていたんです。

撮影の4~5か月も前から、
誰よりも多いセリフを入れて準備されている、
その姿勢がまず、すごいなと。

僕のこれまでの経験からは規格外、
すごい大先輩だなと思いました。

Q:撮影現場での会話から刺激を受けたことは?

秀秋と三成のシーンはいつも緊迫していたので、
雑談する雰囲気ではなかったんです。

ただ聞いたところによると、
岡田さんと島左近役の平岳大さんが
合戦シーンの撮影中に

「これ、(三成率いる)西軍が勝てんじゃね?」
と話していたそうで(笑)、
何てほのぼのしたいい会話だろうと思いました。

岡田さんは普段の居ずまいが“いい兄貴”という感じ。
僕はボーッとしているせいか、
帰りの車内で「原田組はどう?」とか
「体調は大丈夫?」とか気遣ってくださました。

Q:撮影中、岡田さんとはどんなやり取りをされたのですか?

深夜まで撮影があった日に、
「こういう日は、帰って一杯飲んだりするんですか?」と聞いたら、

「これくらいの時間に帰ったら、
だいたいトレーニングをする」
とおっしゃったんです。

深夜12時過ぎに帰って筋トレって(笑)。
僕はたぶんひと言、「信じられない」と言ったと思います。

監督の想いを背負って立つ人間に

Q:関ヶ原は三成にとって正義を貫くための戦いですが、東出さんにとっての「正義」とは?

三成のあとでは
スケールが違いすぎて話しにくいですけど(笑)。

僕はありがたいことに、
プロデューサーさんや監督が
「〇年来温めた」という企画にも
参加させていただくことが多いのですが、
今回の原田監督の場合は構想25年とうかがいました。

かつてはそういうお話を聞くのも
怖い気がしていましたが、
監督たちの長年の企画の
最後の仕事を託されるのが
役者だと思うようになりました。
いまはきちんと向き合って、
みなさんの覚悟、純真な想いを
背負って立つ人間にならなければ、
という気持ちです。

Q:「あなたのことはそれほど」の怪演も話題になりました。

ドラマの打ち上げで、
監督に“今後の東出の課題”について尋ねたら、
「もっとラクにやることも覚えなさい」と。

「一生の仕事として選んだのだから、
精一杯やろう」

と思い、
どこか頭でっかちになっていたんですけど、
肩に力が入りすぎたらダメだよ、と
言ってくださる方もいる。
まだまだだと思います。

Q:歴史好きのご自身から見て、本作の注目ポイントは?

父親の影響で司馬遼太郎作品を
読み始めたのですが、

日本の一大決戦である
関ヶ原の裏で展開した心理描写にも、
僕らと大差ない人間ドラマを発見できることに
面白さを感じました。

たとえば
「俺は間違ってない、これは正義だ!」
とアツくなる三成に、

右腕の島左近が
「正義ばっかり振りかざしても
周りはついてきませんよ」
と諭す。

それは「あいつは自分勝手だろ」
「だけど正論だけじゃみんなはついてこないぜ」
という、
まさに大学のサークル内のポジション争いの如くで、
岐阜の関ヶ原と学生街の居酒屋では
スケールは全然違うけど、
本質が似ているところに感動がある。

さらには歴史的事実として、
当時なぜ失敗したのか、
結果論も楽しむことができる。

映画ならではの派手な合戦シーンも、
ぜひ堪能していただきたいです。
取材・文:柴田メグミ 写真:日吉永遠

ヘアメイク:石川奈緒記

スタイリスト:檜垣健太郎(little friends) 

2017年8月23日


東出くんは歴史の造詣が深いので
演じていて楽しいのでは?
インタビューで話している内容も謙虚で
頭のいい人ですね。
わたしはこの映画も映画館では見ていません。
小早川秀秋と言えば優柔不断でアホで
裏切者のイメージなんですが
東出くん演じる小早川は
全然、違うみたいですね。
父が見たがってましたが
時間がなく連れていけませんでした。
DVD借りてみます・・・
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週刊現代 2017年 9/2 号 [雑誌]